初詣はいつまでに行けば大丈夫?松の内を過ぎてもバチが当たらない3つの理由
この記事で分かる事、ポイント
  • 初詣に行く時期の一般的な目安(松の内・小正月・節分)が分かる
  • 関東(1月7日)と関西(1月15日)で「松の内」の期間が違う理由を知れる
  • 時期を過ぎてしまっても、神様に失礼にはならない理由が分かる
  • 遅めの初詣ならではのメリット(混雑回避・ゆっくり祈願)を知れる
  • 遅れて参拝する際の、神様への挨拶のコツやマナーが分かる
  • 古いお札やお守りの返納時期についての不安が解消される
  • 「行きたいと思った時が吉日」というポジティブな気持ちになれる

「あけましておめでとう!」と乾杯したのがつい昨日のことのようなのに、気づけばもう1月も半ば。

ふとカレンダーを見て、「あれ?そういえば今年、まだ初詣に行ってなくない?」と青ざめた経験はありませんか?

実はこれ、数年前の僕です。

その年は、年末から子供たちが順番にインフルエンザにかかり、看病に追われているうちに三が日が過ぎ去ってしまいました。

「今更行っても、神様に『遅いよ!』って怒られるんじゃないか…」

「残り物には福があるって言うけど、ご利益はもう残ってないんじゃ…」

そんな不安が頭をよぎり、結局その年は行かずじまいになってしまったんです。

でも、今なら自信を持って言えます。

初詣は、いつ行っても大丈夫です。

それはまるで、久しぶりに実家に帰った時、親が「遅かったわね」と言いつつも温かいご飯を出してくれるような、そんな寛大さが神様にはあるからです。

今回は、30代の父親として、そしてプロライターとして調べた「初詣の期限」や「遅れて行く時のマナー」についてお話しします。

これを読めば、罪悪感なく、清々しい気持ちで鳥居をくぐれるようになりますよ。

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初詣はいつまでに行けば大丈夫?目安となる3つの区切り

この章のポイント
  • 一般的な目安は「松の内」まで(関東1月7日・関西1月15日)
  • 1月中に行けない場合は「節分(2月3日頃)」を最終ラインに
  • 結論:神様はいつでも待っている!遅れても失礼ではない理由

「いつでもいい」と言われても、やっぱり世間的な「常識」や「区切り」は気になりますよね。

カレンダーに赤丸をつけておかないと、ダラダラと先延ばしにしてしまうのが人間の性(さが)ですから。

一般的に「ここまでに行けば初詣と言える」とされる区切りは、大きく分けて3つあります。

この章では、それぞれの期限の意味と、地域による違いについて解説します。

あなたのスケジュール帳と照らし合わせながら、最適な日を見つけてみてください。

一般的な目安は「松の内」まで(関東1月7日・関西1月15日)

最もポピュラーな目安は、「松の内(まつのうち)」の期間中です。

松の内とは、お正月飾り(門松など)を飾っておく期間のこと。

この期間中は、年神様(としがみさま)が家に滞在しているとされるため、初詣に行くのにも適していると言われています。

ただし、ここで注意が必要なのが地域差です。

  1. 関東地方など:1月7日まで
  2. 関西地方など:1月15日(小正月)まで

以前、関西出身の妻とこの話題になった時、「えっ、15日まで余裕でしょ?」と言われて驚いたことがあります。

もし関東にお住まいで7日を過ぎてしまっていても、「関西スタイルでいきます!」と心の中で言い訳すれば、罪悪感も薄れるかもしれませんね(笑)。

いずれにせよ、お正月気分が残っているこの期間内に行ければ、まずは一安心です。

1月中に行けない場合は「節分(2月3日頃)」を最終ラインに

仕事が忙しかったり、体調を崩したりして、松の内どころか1月中にすら行けないこともありますよね。

そんな時の最終防衛ラインとなるのが「節分」です。

旧暦では、立春(2月4日頃)から新しい年が始まると考えられていました。

つまり、節分までは「前の年の終わり」であり、立春からが本当の「新年」なんです。

この考え方に基づけば、節分までに参拝すれば、ギリギリセーフで「初詣」と呼べなくもありません。

心理学的にも「デッドライン効果(期限が迫ると集中力が高まる心理)」が働きますから、「よし、節分までには絶対行くぞ!」と目標を立てるのがおすすめです。

僕も仕事の締め切りと同じで、期限がないと永遠に動かないタイプなので、この「節分リミット」はよく活用しています。

結論:神様はいつでも待っている!遅れても失礼ではない理由

では、節分も過ぎてしまったらどうすればいいのでしょうか?

答えはシンプル、「行きたいと思ったその日に行く」です。

神社の神職の方にお話を伺ったことがありますが、「神様は24時間365日、いつでも皆様をお待ちしていますよ」と優しく教えてくれました。

初詣とは、新年に初めて参拝すること。

それが3月だろうが5月だろうが、あなたにとっての「今年初めて」なら、それは立派な初詣なんです。

遅れたことを悔やむよりも、「やっと会いに来れました!」という喜びを持って参拝する方が、神様も嬉しいはず。

形式にとらわれすぎて、感謝を伝える機会を失ってしまう方がよっぽど勿体無いですからね。

時期をずらして行く「遅めの初詣」ならではのメリット

この章のポイント
  • 混雑ゼロでゆっくり参拝!子供連れでも安心
  • 神主さんと話せるチャンスも?落ち着いて祈願できる

「遅れてしまった…」とネガティブに考えるのはやめましょう。

実は、時期をずらした「遅めの初詣」には、三が日にはない素晴らしいメリットがたくさんあるんです。

最近では、感染症対策や混雑緩和のために「分散参拝」も推奨されていますよね。

僕自身、あえて時期を外して行くようになってから、その快適さに味を占めてしまいました。

ここでは、遅く行くことのポジティブな側面を深掘りします。

これを読めば、「むしろ遅らせて正解だったかも?」と思えるようになりますよ。

混雑ゼロでゆっくり参拝!子供連れでも安心

三が日の人気神社は、まさに戦場です。

寒空の下、数時間も行列に並び、賽銭箱の前まで辿り着いても、後ろからの圧力に押されてゆっくり手を合わせる暇もありません。

特に小さなお子さんがいるご家庭だと、迷子の心配やトイレの問題で、参拝どころではないですよね。

しかし、松の内を過ぎれば、境内は驚くほど静かになります。

砂利を踏みしめる音、風に揺れる木々の音。

そんな神聖な空気の中で、家族みんなで並んでゆっくりと手を合わせる時間は、何にも代えがたい贅沢です。

「神様を独占してる気分だね」なんて子供と話しながら、のんびりとおみくじを引く。

これこそが、本来あるべき初詣の姿なのかもしれません。

神主さんと話せるチャンスも?落ち着いて祈願できる

混雑していない時期なら、授与所(お守りなどを売っている場所)も空いています。

巫女さんや神主さんに、お守りの意味や参拝の作法について質問すれば、丁寧に教えてくれることも多いです。

また、厄払いなどのご祈祷をお願いする場合も、待ち時間が少なく、場合によっては貸切状態で受けられることも。

自分のためだけに祝詞(のりと)を奏上してもらえるなんて、特別感がありますよね。

心理学の「カクテルパーティー効果(自分に関係ある情報はよく聞こえる心理)」ではありませんが、静かな環境なら、神様からのメッセージ(インスピレーション)も受け取りやすくなる気がします。

初詣の時期を過ぎてしまった時の参拝マナーと心構え

この章のポイント
  • 「遅くなりました」の一言を添えて新年の挨拶を
  • 古いお札やお守りはいつ返納しても問題ない?

いくら「いつでも大丈夫」とはいえ、やはり「遅刻」は「遅刻」です。

親しき仲にも礼儀ありと言うように、神様に対しても最低限の礼節を尽くすのが大人のマナー。

ここでは、遅れて参拝する際に心がけたいポイントを紹介します。

ちょっとした心遣いで、「あいつは遅れてきたけど、律儀なやつだな」と神様に好印象を与えられるかもしれませんよ。

「遅くなりました」の一言を添えて新年の挨拶を

賽銭箱の前で手を合わせたら、まずは自己紹介(住所と名前)と、新年の挨拶をします。

その際に、「新年のご挨拶が遅くなり、申し訳ありません」と一言添えましょう。

これだけで、あなたの誠実さが伝わります。

例えば、仕事のアポに遅れた時も、最初に誠心誠意謝れば、その後の商談がスムーズに進むことがありますよね。

心理学の「初頭効果(最初の印象が後の評価に影響する心理)」は、神様相手にも有効だと僕は信じています。

言い訳を並べるのではなく、素直に遅れたことを詫びて、無事に新年を迎えられた感謝を伝える。

それができれば、時期なんて些細な問題です。

古いお札やお守りはいつ返納しても問題ない?

初詣のタイミングで、昨年のお札やお守りを返納しようと考えていた方も多いはず。

「どんど焼きが終わっちゃったけど、どうしよう?」と悩みますよね。

基本的には、神社の「古札納所(こさつおさめしょ)」は一年中設置されていることが多いです。

なので、初詣がいつになろうと、参拝したついでに返納すれば問題ありません。

もし納め場所が見当たらない場合は、社務所に声をかければ対応してくれることがほとんどです。

ただし、正月飾り(松飾りなど)に関しては、地域によって回収時期が決まっている場合があるので、事前に確認するか、自宅で塩でお清めして処分するのが無難です。

「一年間ありがとうございました」という感謝の気持ちを込めてお返しすれば、バチが当たるなんてことはありませんよ。

まとめ:初詣は「行った日」が吉日!焦らず感謝を伝えよう

初詣の時期について、あまり神経質になる必要はありません。

大切なのは「いつ行くか」という形式よりも、「感謝を伝えたい」というあなたの気持ちです。

松の内を過ぎようが、節分を過ぎようが、あなたが鳥居をくぐったその瞬間が、あなたにとってのベストなタイミングなんです。

「遅れちゃったから今年はもういいや」と諦めてしまうのが一番もったいない。

今週末にでも、ふらっと近くの神社に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

澄んだ冬の空気の中で深呼吸をすれば、「今年も頑張ろう」という活力が湧いてくるはずです。

最後に、この記事のポイントをまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 初詣の一般的な目安は「松の内(1/7または1/15)」まで
  • 1月中にいけない場合は「節分(2/3)」を区切りにすると良い
  • 神様はいつでも待ってくれているので、時期を過ぎても大丈夫
  • 遅めの初詣は混雑がなく、ゆっくり参拝できるのが最大のメリット
  • 子供連れや、神主さんと話したい人には遅めの参拝がおすすめ
  • 参拝時は「遅くなりました」と一言添えるのが大人のマナー
  • 古いお札やお守りは、古札納所にいつでも返納できる
  • 罪悪感を持つよりも、行ける日に行って感謝を伝えることが大切
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