
- 100均飾りが「安かろう悪かろう」ではない理由
- 子供が壊しても笑顔でいられるコスパの魅力
- 失敗しないための「色数」と「素材」の法則
- ダイソー・セリア・キャンドゥの使い分け術
- 玄関を小さな世界に変えるディスプレイのコツ
- 壁面を活用して場所を取らずに飾る方法
- 食卓を大人っぽく演出する小物の使い方
「クリスマスの飾り付け、今年はどうしようかな」
街がイルミネーションで輝き始めると、自宅のインテリアも少しだけ冬仕様に変えたくなりますよね。
でも、本格的なオーナメントや雑貨を雑貨屋で揃えようとすると、レジで「えっ、こんな金額に?」と驚くこともしばしば。
実は僕も昔は、「100均の飾りなんて、ペラペラのプラスチックでしょ?」と高を括っていました。
しかし、妻に連れられて久しぶりに売り場を覗いてみて、その偏見はガラガラと崩れ去りました。
今の100均、ハッキリ言ってレベルが高すぎます。
ただ、商品数が膨大にあるため、闇雲にカゴに入れると「なんだか散らかった印象」になりがちなのも事実です。
今回は、30代の父親でありライターである僕が、「100均アイテムを使って、いかに安っぽく見せずにクリスマスを演出するか」について、プロの視点で解説します。
賢く選んで、家族みんなが笑顔になれる空間を作りましょう。
目次
クリスマス飾りを100均で揃えるのが今、賢い選択である理由とは?
- 手軽にトレンドを取り入れられるコスパの良さ
- 子供と一緒に気兼ねなく楽しめる安心感
なぜ今、多くの人がデパートや専門店ではなく、あえて100均でクリスマス飾りを選ぶのでしょうか。
単に「安いから」という理由だけではありません。
そこには、現代のライフスタイルに合った合理的なメリットがあるからです。
ここでは、僕たちが100均を選ぶべきポジティブな理由について、掘り下げてみたいと思います。
これを読めば、「妥協して100均」ではなく「あえて100均」を選びたくなるはずです。
手軽にトレンドを取り入れられるコスパの良さ
インテリアのトレンドは、洋服と同じように毎年少しずつ変化します。
ある年は「北欧風」が流行り、次の年は「モノトーン」や「クラシック」が注目される。
高価なオーナメントを一度買ってしまうと、「元を取らなきゃ」という心理が働き、毎年同じ飾り付けになりがちですよね。
これは心理学でいう「コンコルド効果(投資した分を惜しんでやめられなくなる心理)」のような状態です。
しかし、1つ100円(税抜)であれば、その年の気分やトレンドに合わせて、気軽に新しいスタイルに挑戦できます。
「今年は赤と緑の王道でいこう」「来年はシルバーで大人っぽく」
そんな風に、ファッションを着替える感覚でインテリアを楽しめるのが最大の魅力です。
失敗してもお財布へのダメージが少ないので、DIYの素材としても優秀ですよね。
子供と一緒に気兼ねなく楽しめる安心感
小さなお子さんがいる家庭にとって、クリスマスの飾り付けは「破壊」との戦いでもあります。
僕の家でも、数千円したガラス製のオーナメントを息子が興味本位で握りつぶしそうになり、冷や汗をかいた経験があります。
その点、100均のアイテムならどうでしょうか。
万が一壊されてしまっても、「あーあ、また買えばいいか」と笑って許せる心の余裕が生まれます。
「触っちゃダメ!」と叱りながら飾るよりも、「これ、どこに置く?」と子供と一緒にワイワイ楽しむ方が、家族の思い出としては何倍も素敵ですよね。
親の心の平穏を買うという意味でも、100均は最強の味方なのです。

クリスマス飾りを100均で選ぶ時に失敗しないための「3つのルール」
- テーマカラーを決めて色数を絞る
- プラスチック感の強いアイテムは避けて素材を見る
- 引き算の美学で「盛りすぎ」を回避する
とはいえ、100均の商品ならなんでも良いというわけではありません。
中には、正直「これはちょっと安っぽいな…」と感じてしまうアイテムも混ざっています。
大切なのは、「高見えするアイテムを見極める目」と「組み合わせのセンス」です。
センスと言っても難しいことはありません。
これから紹介する3つのルールを守るだけで、誰でも簡単におしゃれな空間を作ることができます。
買い物に行く前に、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
テーマカラーを決めて色数を絞る
100均の売り場はカラフルで目移りしてしまいますが、あれもこれもとカゴに入れるのはNGです。
部屋がおしゃれに見えない最大の原因は「色数が多すぎること」にあります。
まず、今年のテーマカラーを決めましょう。
- 王道:レッド × グリーン × ゴールド
- 大人:シルバー × ホワイト × ブルー
- ナチュラル:ベージュ × ブラウン × グリーン
基本はこの中から1つのパターンを選び、それ以外の色のアイテムは買わないと決めてください。
色が統一されているだけで、1つ1つが安価なものでも、全体として見た時に「まとまりのある高級感」が生まれます。
これは「ハロー効果」の応用で、統一感という一つの長所が、全体の評価を引き上げてくれるのです。
プラスチック感の強いアイテムは避けて素材を見る
次に注目すべきは「素材」です。
特に避けたいのが、テカテカと光を反射する原色のプラスチック製品です。
これらはどうしても「100均バレ」しやすく、お部屋の雰囲気をチープにしてしまいがちです。
狙い目は、以下のような「自然素材」や「マットな質感」のものです。
- 木製(ウッド)のオブジェ
- フェルトや毛糸などのファブリック素材
- 松ぼっくりやドライフラワー
- 艶消し塗装されたオーナメント
特にセリアなどは木製アイテムが充実しています。
異素材を組み合わせることで奥行きが生まれ、とても100円とは思えないクオリティを演出できますよ。
引き算の美学で「盛りすぎ」を回避する
安いからといって、隙間なくぎっしりと飾り付けるのはおすすめしません。
おしゃれなインテリアショップのディスプレイを思い出してみてください。
必ず適度な「余白」があるはずです。
物を詰め込みすぎると、圧迫感が出るだけでなく、一つ一つのアイテムの良さが埋もれてしまいます。
「ちょっと寂しいかな?」と思うくらいが、実はちょうど良いのです。
「飾る」ことと同じくらい、「飾らない場所を作る」ことも大切にしてください。
引き算の美学を持つことが、大人のインテリアへの第一歩です。

クリスマス飾りは100均のどこで買う?3大ショップの特徴と使い分け
- 種類の豊富さとキャラクターなら「ダイソー」
- 北欧風のおしゃれなデザインなら「セリア」
- モノトーンやスタイリッシュな雑貨なら「キャンドゥ」
「100均」とひと口に言っても、ショップによって得意なテイストは驚くほど違います。
自分の目指す部屋の雰囲気に合わせて店を選ぶことが、成功への近道です。
ここでは、大手3社(ダイソー、セリア、キャンドゥ)それぞれのクリスマスの特徴を、僕の独断と偏見を交えて解説します。
これを読めば、ハシゴする手間が省けるかもしれません。
種類の豊富さとキャラクターなら「ダイソー」
まずは業界最大手のダイソーです。
ここの強みは、なんといっても「圧倒的な品数」と「サイズ感」です。
大きなツリーから、モール、電飾、ラッピング用品まで、クリスマスに必要なものはほぼ全て揃います。
また、ディズニーなどのキャラクターコラボ商品が充実しているのもダイソーならでは。
お子さんがいて「賑やかで楽しいクリスマスにしたい!」という場合は、迷わずダイソーに行きましょう。
さらに、300円~500円商品のラインナップも豊富で、スノードームやLEDライトなど、100円の枠を超えた高品質なアイテムが見つかるのも魅力です。
北欧風のおしゃれなデザインなら「セリア」
個人的に僕が一番推したいのがセリアです。
セリアの商品は、「これ、本当に100円でいいの?」と疑いたくなるほどデザイン性が高いのが特徴。
特に「北欧風」や「ナチュラル系」の雑貨を探しているなら、セリア一択と言っても過言ではありません。
木製のサンタクロースや、フェルトのオーナメント、繊細なガラス細工など、大人の女性(そしてインテリア好きの男性)の心を鷲掴みにするアイテムが目白押しです。
キャラクターものや派手な色は少なめですが、リビングに馴染む落ち着いた飾りを探すなら、まずはセリアをチェックしてみてください。
モノトーンやスタイリッシュな雑貨なら「キャンドゥ」
最近、急速におしゃれ度を上げているのがキャンドゥです。
特に人気ブロガーとのコラボ商品など、トレンドを意識したスタイリッシュな雑貨に定評があります。
白、黒、グレーを基調とした「モノトーンインテリア」が好きな方には、キャンドゥが最もハマるでしょう。
シンプルで無駄のないデザインが多いので、モダンな部屋や、あまり生活感を出したくないオフィスなどの飾り付けにも向いています。
それぞれのお店の「色」を理解して使い分けるのが、100均マスターへの道です。

クリスマス飾りを100均アイテムでおしゃれに見せる場所別アイデア
- 玄関は「小さな世界」を作って季節感を演出
- リビングの壁面はタペストリーやガーランドで彩る
- 食卓はペーパーナプキンや松ぼっくりで大人っぽく
アイテムが揃ったら、いよいよ飾り付けです。
家全体を飾ろうとすると大変ですが、「フォーカルポイント(視線が集まる場所)」を作って、そこだけ集中的に飾るのがコツです。
ここでは、玄関、リビングの壁、そして食卓という3つのエリアに絞って、今日から真似できるアイデアをご紹介します。
玄関は「小さな世界」を作って季節感を演出
玄関は、家の顔であり、帰宅した家族が最初に目にする場所です。
ここには、靴箱の上などの小さなスペースを使って、クリスマスの「小さな世界」を作りましょう。
用意するのは、100均で売っている「木製のトレー」や「お皿」です。
その上に、小さなツリー、サンタの置物、松ぼっくりなどをギュッとまとめて配置します。
バラバラに置くのではなく、トレーという枠の中にまとめることで、まるで美術館の展示のような「作品感」が出ます。
背景にポストカードを一枚立てかけるだけでも、奥行きが出て素敵ですよ。
「ただいま」と帰ってきた瞬間、ほっと心が温まるような空間を目指しましょう。
リビングの壁面はタペストリーやガーランドで彩る
リビングに大きなツリーを置くスペースがない、という方におすすめなのが「壁面デコレーション」です。
特に最近人気なのが、布にツリーの絵がプリントされた「タペストリーツリー」。
これなら場所も取らず、収納も折りたたむだけで完了します。
このタペストリーに、安全ピンやテープで100均のオーナメントやLEDライトを飾り付ければ、立派なクリスマスツリーの完成です。
また、壁に「Merry Christmas」のガーランドを飾るのも定番ですが、少し高めの位置に飾ると部屋が広く見えます。
床に物を置かないので、掃除が楽なのも主婦(主夫)には嬉しいポイントですよね。
食卓はペーパーナプキンや松ぼっくりで大人っぽく
クリスマス当日のディナー、料理だけでなくテーブルコーディネートにもこだわりたいですよね。
ここでも100均アイテムが大活躍します。
まずは「クリスマス柄のペーパーナプキン」。
これをお皿の上に置くだけで、一気にパーティー感が演出できます。
さらに、テーブルの中央に「松ぼっくり」や「LEDキャンドル」をランダムに転がしてみてください。
わざわざ高いフラワーアレンジメントを買わなくても、これだけで海外の雑誌のようなシックなテーブルになります。
LEDキャンドルなら、倒しても火事になる心配がないので安心です。
照明を少し落として、揺らぐ光の中で食事を楽しむ。
そんな大人のクリスマスも、100均アイテムだけで十分に叶います。

まとめ:今年のクリスマス飾りは100均を上手に活用して思い出に残る空間を
いかがでしたでしょうか。
「100均だから」と侮るなかれ。
選び方と飾り方の工夫ひとつで、高価な雑貨にも負けない素敵なクリスマス空間は作れます。
大切なのは、お金をかけることではなく、家族やパートナーのことを想いながら「どんな空間にしようかな」と考えるその時間そのものです。
今年の冬は、ぜひお近くの100均に足を運んでみてください。
きっと、あなたのクリエイティビティを刺激する素敵な出会いが待っているはずです。
僕も週末、息子と一緒にダイソーとセリアをハシゴしてこようと思います(笑)。
- 100均飾りはトレンドを手軽に試せる最適解
- 壊れても精神的ダメージが少ないのが最大の利点
- 色は3色以内に絞ると高級感が出る
- プラスチックよりも木製やフェルトなどの自然素材を選ぶ
- 盛りすぎず「余白」を作ることがおしゃれの秘訣
- 品数とキャラならダイソー、北欧風ならセリア
- モノトーン好きならキャンドゥをチェック
- 玄関はトレーを使って小さな世界観を作る
- リビングはタペストリーで場所を取らずに飾る
- 食卓はペーパーナプキンとLEDキャンドルで演出
- お金をかけなくてもセンスと愛情でカバーできる
- 家族で選ぶ時間そのものをイベントとして楽しむ
