クリスマスチキンリメイクで翌日も絶品!パサパサ肉が子供に大ウケのご馳走に変わる魔法のレシピ
この記事で分かる事、ポイント
  • 翌日のパサつくチキンを復活させるコツ
  • フライドチキンで作る絶品炊き込みご飯
  • 子供が喜ぶ親子丼風アレンジレシピ
  • ローストチキンを洋風パスタにする方法
  • 骨(ガラ)から取る本格スープの作り方
  • 美味しさを損なわない正しい保存テクニック
  • 余り物を「ご馳走」に変える主婦(夫)の知恵

メリークリスマス!…の翌日、冷蔵庫を開けて「うーん」と唸ってしまった経験、ありませんか。

そこには、昨日のパーティーで主役だったはずのチキンが、ラップにくるまれて鎮座している。

冷えて固くなり、少し油が回ったその姿は、まるで祭りのあとの静けさを体現しているかのようです。

僕も以前は、「勿体ないから」という理由だけで、ボソボソした冷たい肉をレンジで温め直し、義務感で食べていました。

でも、それってすごく寂しいですよね。

せっかくのクリスマス気分が、一気に現実に引き戻される瞬間です。

しかし、ある時気づいたんです。

この「余ったチキン」こそが、実は最強の「時短食材」であり、旨味の塊なんだと。

料理の手間を省きつつ、家族が「えっ、これ昨日の残り?」と驚くような絶品料理に変身させる。

今回は、そんな魔法のようなリメイク術を、主夫業もこなすライターの僕がご紹介します。

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簡単で美味しいリメイクの考え方

この章のポイント
  • 簡単で美味しいリメイクの考え方
  • 子供も喜ぶ味変のポイント

まず最初に、リメイク料理に取り組む前の「心構え」のようなものをお話しさせてください。

「リメイク」と聞くと、なんとなく「節約料理」「仕方なく作るもの」というイメージがありませんか。

僕も以前はそう思っていました。

でも、プロの料理人の方に話を聞いたり、自分で試行錯誤するうちに、その考えは180度変わりました。

クリスマスチキン、特にフライドチキンやローストチキンは、すでに完成された「味のベース」なんです。

スパイスが効いていたり、じっくり火が通って旨味が凝縮されていたり。

これをゼロから作ろうと思ったら、数時間かかることだってあります。

つまり、リメイク料理とは「残り物処理」ではなく、「下味が完璧についた極上の半調理品を使う贅沢な料理」なんです。

この視点の転換ができると、料理がぐっと楽しくなりますよ。

ただ温め直すだけでは、水分が飛んでパサつくだけ。

重要なのは、失われた水分を補い、凝縮された旨味を他の食材に移してあげることです。

そうすることで、昨日のチキンとは全く別物の、新しい命を吹き込むことができるのです。

ここでは、失敗しないリメイクの基本思考と、家族を飽きさせない味付けのコツについて掘り下げていきます。

簡単で美味しいリメイクの考え方

リメイクを成功させる最大の秘訣は、「水分」と「油分」のコントロールにあります。

冷蔵庫で一晩過ごしたチキンは、どうしても肉の繊維が締まり、水分が抜けてしまっています。

これをそのまま焼いたり揚げたりすると、口の中の水分を全部持っていかれるような、パサパサの食感になってしまうんですね。

これは例えるなら、砂漠で乾ききったスポンジをそのまま使おうとするようなものです。

まずは水を吸わせてあげないと、本来の柔らかさは戻ってきません。

だからこそ、リメイク料理では「煮込む」「炊き込む」といった、水分を加える調理法が理にかなっているのです。

スープや出汁の中で加熱することで、肉に再びジューシーさが戻ります。

また、フライドチキンの衣には、ハーブやスパイスという「旨味のカプセル」が詰まっています。

これを剥がして捨てるなんて、もったいない!

この衣から出る出汁こそが、味の決め手になるんです。

「肉は具材として、衣や骨は調味料として使う」。

この感覚を持つだけで、リメイク料理のレベルが一気に上がりますよ。

子供も喜ぶ味変のポイント

我が家の子供たちもそうなんですが、二日続けて同じ味だと「えー、また?」という顔をされます。

正直、親としては「贅沢言うな!」と言いたくなる瞬間ですが、そこはグッとこらえて。

子供が飽きるのは、味の「方向性」が同じだからです。

クリスマスのチキンは、基本的に洋風の味付けですよね。

だからこそ、リメイクする時は思い切って「和風」や「中華風」に振り切るのが正解なんです。

例えば、フライドチキンのスパイス感を活かして、カレー味にするのも良いですが、あえて醤油と出汁で「親子丼」にしてみる。

あるいは、酸味を利かせた「酢鶏」にしてみる。

見た目も味もガラッと変わることで、脳が「これは新しい料理だ!」と認識してくれるんです。

これは心理学でいう「クレショフ効果(前後の文脈で印象が変わる効果)」に近いかもしれません。

前日が洋風だったからこそ、翌日の和風出汁の香りが際立って美味しく感じる。

そんなギャップを演出するのが、パパ料理人の腕の見せ所です。

子供たちが「これ、昨日のチキンなの!?」と目を丸くして食べてくれた時のガッツポーズは、何物にも代えがたいですよ。

揚げ物のクリスマスチキンリメイク術

この章のポイント
  • 定番の炊き込みご飯で旨味凝縮
  • 余ったチキンで作る親子丼風
  • 野菜と合わせる南蛮漬けアレンジ

さて、ここからは具体的なレシピの話に入っていきましょう。

まずは、ケンタッキーなどに代表される「フライドチキン」タイプのリメイク術です。

このタイプの特徴は、なんといってもあのスパイシーで香ばしい衣。

そして、骨から出る濃厚な油の旨味です。

これを活用しない手はありません。

実は僕、昔はこのフライドチキンを無理やりトースターで焼いて焦がしてしまう常習犯でした。

「カリッとさせたい」という一心だったんですが、結果は中が冷たく外は焦げ焦げ、という悲劇。

でも、発想を変えて「ご飯と一緒に炊く」という方法に出会ってからは、世界が変わりました。

炊飯器を開けた瞬間に広がるあの香りといったら…!

言葉にするだけでお腹が鳴りそうです。

揚げ物のチキンは油分が多いので、さっぱりした食材やお米と合わせるのが鉄則。

脂っこさを旨味に変え、最後まで美味しく食べきるためのテクニックを紹介します。

どれも包丁をほとんど使わず、パパッとできるものばかりなので、疲れた翌日の夕飯にもぴったりですよ。

定番の炊き込みご飯で旨味凝縮

これはもう、「王道にして至高」と言っても過言ではないリメイク術です。

作り方は驚くほど簡単。

研いだお米の上に、チキンをドーンと乗せて炊くだけなんです。

本当にそれだけで?と思うかもしれませんが、チキンの衣に含まれるスパイスと塩分、そして肉汁が米一粒一粒に染み渡り、まるでプロが作ったピラフのような味になります。

  • 米:2合
  • フライドチキン:2〜3ピース(骨付きのままでOK)
  • 醤油:小さじ1
  • コンソメ:小さじ1(なくてもOK)
  • 黒胡椒:少々

ポイントは、水加減を通常より少しだけ少なめにすること。

チキンから油が出るので、べちゃっとなるのを防ぐためです。

炊き上がったら、しゃもじでチキンを崩しながら骨を取り除き、ご飯と混ぜ合わせます。

この時、軟骨まで柔らかくなっていることがあって、それもまた美味しいんですよね。

お好みでバターをひとかけら落とせば、もう罪深い香りが立ち込めます。

子供たちが「おかわり!」と茶碗を差し出してくること間違いなしです。

実はこれ、冷めても美味しいので、翌日のおにぎりにしても最高なんですよ。

余ったチキンで作る親子丼風

次におすすめしたいのが、和風アレンジの「親子丼」です。

「フライドチキンで親子丼?」と眉をひそめる方もいるかもしれません。

僕も最初は半信半疑でした。

でも、やってみるとこれが驚くほど合うんです。

フライドチキンの衣が出汁を吸って、天ぷらそばの「たぬき」のような、あるいはカツ丼のような、コクのある味わいを生み出します。

  1. チキンは骨を外し、一口大にほぐしておく。
  2. 鍋にめんつゆと薄切り玉ねぎを入れて煮立たせる。
  3. 玉ねぎが透き通ってきたら、ほぐしたチキンを投入。
  4. 溶き卵を回し入れ、半熟になったら火を止める。

これだけです。

普通の鶏肉で作るよりも、衣の油分があるぶん、食べ応えのあるガッツリ系の味になります。

中学生の息子なんかは、普通の親子丼よりこっちの方が好きだと言うくらいです。

もし味が濃すぎると感じる場合は、少し水を足すか、三つ葉やネギを多めに入れてバランスを取ってください。

洋食出身のチキンが、日本の出汁と出会って新しいハーモニーを奏でる。

食卓での会話も弾む一品です。

野菜と合わせる南蛮漬けアレンジ

クリスマスやお正月って、どうしても茶色い食べ物(肉や揚げ物)ばかりになりがちですよね。

胃も少し疲れ気味かもしれません。

そんな時に救世主となるのが、この「南蛮漬け」アレンジです。

お酢の力で脂っこさを中和し、野菜もたっぷり摂れるという、まさにリカバリー食。

作り方は、ほぐしたチキンと、スライスした玉ねぎ、人参、ピーマンなどを、甘酢ダレに漬け込むだけ。

チキンは一度トースターで軽く焼いて、カリッとした食感を復活させてから漬けると、より美味しくなります。

衣がお酢を吸ってしっとりするのですが、それがまた良いアクセントになるんです。

心理学的にも、酸味のある香りは食欲を刺激する「プライミング効果(先行する刺激が後の反応に影響する効果)」があると言えます。

「もう肉はいいや」と言っていた家族も、このさっぱりした香りにつられて箸が伸びてしまうはず。

冷蔵庫で冷やして食べても美味しいので、作り置きおかずとしても優秀です。

年末の忙しい時期、「これさえあれば一品助かる」という安心感は、何よりも代えがたいですよね。

ローストのクリスマスチキンリメイク法

この章のポイント
  • ほぐして使う絶品パスタソース
  • 市販ルーで作る本格チキンカレー
  • 朝食に最適なホットサンド

続いては、コストコなどで人気の「ローストチキン(丸鶏)」タイプのリメイクです。

こちらは揚げていない分、鶏肉本来の味が強く、比較的どんな料理にも馴染みやすいのが特徴です。

ただ、胸肉の部分などは、翌日になるとどうしてもパサつきが目立ちますよね。

「口の中の水分全部持ってかれる!」なんて冗談を言いながら水を飲んだ経験、僕だけじゃないはずです。

このタイプのチキンは、細かくほぐして「具材」として使うのがベストです。

ツナ缶の高級バージョンのような感覚で使ってみてください。

大きな塊のままかぶりつくという「ハレの日」の食べ方から、日常の料理に溶け込ませる「ケの日」の食べ方へシフトする。

その切り替えが、賢いリメイクのコツです。

ここでは、ローストチキンの香ばしさを活かしつつ、パサつきを見事に解消するメニューを3つ厳選しました。

どれも「余り物で作った」とは気づかれないレベルの完成度ですよ。

ほぐして使う絶品パスタソース

ローストチキンが一番輝くのは、やはりパスタだと思います。

特にクリーム系やトマト系のソースとの相性は抜群です。

僕のおすすめは、「チキンとキノコのクリームパスタ」です。

パサつきがちな胸肉も、クリームソースと絡めることでしっとりとした食感に早変わりします。

  1. チキンは食べやすい大きさに裂いておく。
  2. フライパンでキノコと玉ねぎをバターで炒める。
  3. 小麦粉を少し振って馴染ませ、牛乳(または生クリーム)を加える。
  4. とろみがついたらチキンを入れ、塩コショウで味を整える。
  5. 茹でたパスタと絡めて完成。

これ、本当に簡単なんですが、お店で食べるような味になります。

ローストチキンに最初からついているハーブの香りが、ソースに溶け出して深みが出るんです。

もしトマト缶があれば、トマトソースにするのも良いですね。

その場合は、少しニンニクを効かせると、食欲をそそるガツンとした味になります。

「昨日の残りが、こんなにお洒落なランチになるなんて!」と、妻からも好評をいただいた自慢のレシピです。

市販ルーで作る本格チキンカレー

「困った時のカレー頼み」というのは、我が家の家訓のようなものですが、ローストチキンで作るカレーは格別です。

普通の鶏肉で作るカレーと何が違うかというと、「香ばしさ」と「ほぐれ感」です。

一度焼かれている肉を使うので、香ばしい風味がルー全体に行き渡ります。

また、長時間煮込まなくても、最初から肉に火が通っているので短時間で作れるのも嬉しいポイント。

作り方は、いつものカレーを作る手順で、お肉をローストチキンに変えるだけ。

ただし、投入するタイミングは「野菜に火が通った後、ルーを入れる直前」がおすすめです。

あまり早く入れすぎると、肉がボロボロになりすぎて繊維だけになってしまうことがあるからです。

(それはそれで美味しいのですが、肉の存在感も残したいですからね)

骨が残っているなら、一緒に煮込んで出汁を取ってから、食べる前に取り出すとさらに濃厚になります。

「2日目のカレー」のようなコクが、作った初日から味わえる。

これはローストチキンリメイクならではの特権と言えるでしょう。

朝食に最適なホットサンド

クリスマスの翌朝、少し遅く起きた朝食にぴったりなのがホットサンドです。

パンにチーズ、ほぐしたローストチキン、そして少しのマヨネーズを挟んで焼くだけ。

これがもう、たまらない美味しさなんです。

熱で溶けたチーズがチキンに絡みつき、パンのカリッとした食感とのコントラストが絶妙です。

あればレタスやトマトを挟んでも良いですが、僕はシンプルに「肉とチーズ」だけの背徳感を味わうのが好きです。

味付けは、チキンに味がついているのでマヨネーズと黒胡椒くらいで十分。

もし家にホットサンドメーカーがなければ、食パンに乗せてトースターで焼く「オープンサンド」でも全く問題ありません。

忙しい朝でも5分で作れる贅沢。

コーヒーと一緒にこれをかじりながら、「昨日は楽しかったね」なんて家族と話す時間は、何よりの幸せを感じます。

余り物を食べている感覚ゼロで、優雅なモーニングを楽しめますよ。

骨まで使うクリスマスチキンリメイク

この章のポイント
  • ガラから取る極上スープの作り方
  • 残り汁まで活用するラーメン

さて、ここからが「真の貧乏性」…いや、「食材へのリスペクト」が試される領域です。

肉を食べ終わった後の「骨」。

みなさん、そのままゴミ箱に捨てていませんか?

「待ってください!」と大声で止めに入りたいくらい、それは勿体ないことです。

あの骨、いわゆる「鶏ガラ」には、とんでもないポテンシャルが秘められています。

ラーメン屋さんだって、わざわざ鶏ガラを仕入れてスープを作りますよね。

あなたの手元にあるそれは、すでにローストされたり揚げられたりして、臭みが消え、香ばしさがプラスされた「スーパー鶏ガラ」なんです。

これを煮出すだけで、黄金色の極上スープが取れます。

SDGsなんて難しい言葉を使わなくても、命を美味しく使い切ることは、食育としても素晴らしいことだと思います。

子供たちに「骨からこんな美味しいスープができるんだよ」と教える良い機会にもなります。

見た目は少し茶色い残骸かもしれませんが、鍋の中でグツグツ煮込まれるうちに、家中に幸せな香りが広がりますよ。

捨てればゴミ、煮ればご馳走。

その境界線を超える方法をお伝えします。

ガラから取る極上スープの作り方

「スープを取る」なんて聞くと、職人の仕事のように感じるかもしれませんが、やることはシンプルです。

「煮る」、ただそれだけ。

  1. 食べた後の骨を鍋に入れる。(軟骨や皮が残っていてもOK)
  2. 骨が浸るくらいの水を入れ、ネギの青い部分や生姜の皮があれば一緒に入れる。
  3. 沸騰したら弱火にし、アクを取りながら30分〜1時間ほどコトコト煮込む。
  4. ザルで漉したら完成。

これだけで、市販の鶏ガラスープの素では絶対に出せない、複雑で濃厚なスープができあがります。

フライドチキンの骨ならスパイシーなスープに、ローストチキンの骨なら優しい味わいのスープになります。

塩と胡椒で味を整えるだけで、立派な一品になりますし、溶き卵を入れて「かきたまスープ」にするのもおすすめです。

冬の朝、この温かいスープを飲むと、体の芯からポカポカしてきます。

「骨まで愛する」とはまさにこのこと。

命をいただいた感謝を感じながら、最後の一滴まで味わい尽くしましょう。

残り汁まで活用するラーメン

先ほど取った「極上スープ」があれば、やってみたくなるのがラーメンですよね。

僕もよく、クリスマスの翌日の昼食に「特製チキンラーメン」を作ります。

インスタントの麺だけ買ってきて、スープはこの自家製チキンスープを使うんです。

味付けはシンプルに塩だけでも美味しいですが、醤油を少し垂らしても絶品です。

具材には、少し残しておいたチキンの身や、茹で卵を乗せて。

一口スープをすすると、鶏の旨味が口いっぱいに広がります。

「これ、お店出せるんじゃない?」と錯覚するレベルです(親バカならぬ、自分バカですが)。

もしスープが濃厚すぎる場合は、お湯で割って調整してくださいね。

また、鍋の底に残ったローストチキンの肉汁(ドリップ)も、旨味の塊なので捨てずにスープに加えてください。

これこそが天然の調味料です。

家族みんなで「今年のチキンも美味しかったね」と言いながら麺をすする。

そんな何気ない時間が、実は一番のクリスマスの思い出になるのかもしれません。

クリスマスチキンリメイク前の保存方法

この章のポイント
  • 冷蔵と冷凍の正しい使い分け
  • パサつきを防ぐ再加熱のコツ

最後に、リメイクを美味しくするための「保存」と「温め直し」について触れておきます。

ここを適当にやってしまうと、せっかくのリメイク料理も台無しになってしまう可能性があります。

「とりあえずラップして冷蔵庫へ」という気持ち、痛いほど分かります。

パーティーの片付け、面倒くさいですもんね。

でも、ほんの少しの手間で、翌日の美味しさが劇的に変わるんです。

例えば、骨付きのまま保存するか、ほぐして保存するか。

これだけでも後の使い勝手が変わります。

また、冷凍すれば1ヶ月くらいは持つので、「リメイクに追われる」必要もなくなります。

焦って翌日に食べきらなくても、忘れた頃にカレーにするのもアリですよね。

ここでは、僕が実践している「肉の劣化を最小限に抑える保存テクニック」をご紹介します。

未来の自分のために、あと少しだけ頑張りましょう。

冷蔵と冷凍の正しい使い分け

保存の基本ルールは、「翌日か翌々日に食べるなら冷蔵、それ以降なら冷凍」です。

冷蔵の場合、骨付きのままだと場所を取りますし、空気に触れる面積が大きいと酸化が進みます。

可能なら、温かいうちに骨から身を外して、密閉容器やジップロックに入れるのがベストです。

この時、肉汁が出ていたら一緒に入れてください。

乾燥を防ぐ保湿クリームの役割を果たしてくれます。

冷凍する場合も同様に、ほぐしてから一回分ずつ小分けにしてラップに包み、さらに冷凍用保存袋に入れます。

こうしておけば、忙しい日のランチに「チキンピラフ」や「スープ」としてサッと使えて本当に便利です。

「骨」だけを冷凍しておくのもおすすめです。

ある程度溜まってから、休日にじっくりスープを取るという使い方もできますからね。

冷凍庫に「すぐに使える美味しいお肉」があるという安心感は、主婦(夫)の心の余裕に直結しますよ。

パサつきを防ぐ再加熱のコツ

もしリメイクせずに、そのままチキンとして温め直して食べたい場合。

電子レンジでチン、は一番手軽ですが、一番パサつきやすい方法でもあります。

マイクロ波が水分を振動させて蒸発させてしまうからです。

おすすめは、「お酒」の力を借りること。

チキンをお皿に乗せ、小さじ1杯程度の料理酒(または水)を振りかけます。

そしてラップをふんわりとかけてレンジで加熱。

これだけで、蒸し効果が生まれてふっくらと仕上がります。

さらに美味しくしたいなら、トースターやオーブンとの合わせ技です。

レンジで中まで温めてから、最後にトースターで表面を1〜2分焼く。

これで「外はカリッ、中はジューシー」な揚げたて・焼きたてに近い食感が復活します。

少し手間ですが、このひと手間で「残り物感」が完全に消え去ります。

「昨日のより美味しいかも?」なんて言われたら、こっちの勝ちですね。

クリスマスチキンリメイクのまとめ

ここまで、クリスマスチキンのリメイク術について、僕の実体験を交えてご紹介してきました。

ただの「残り物処理」だと思っていた作業が、少しクリエイティブで楽しいものに見えてきたら嬉しいです。

料理は実験のようなもので、「これとこれを合わせたらどうなるだろう?」と試行錯誤する過程にこそ楽しみがあります。

失敗したっていいんです。

「パパ、今日のカレーなんか変わった味がするね」なんて笑い合うのも、家族の食卓ならではの光景ですから。

大切なのは、食材を無駄にせず、最後まで美味しくいただくという気持ち。

そして、無理せず手抜きをしながら、美味しいものを家族と囲む時間です。

今年のクリスマス翌日は、ぜひ憂鬱にならずに、「よし、今日は何に変身させてやろうか!」と腕まくりをしてキッチンに立ってみてください。

きっと、冷蔵庫のチキンも「また美味しく食べてもらえる!」と喜んでいるはずですよ。

この記事のまとめ
  • リメイクは残り物処理ではなく新しい料理への進化
  • パサつき解消の鍵は水分と油分の補給にあり
  • 洋風から和風や中華風への味変で飽きさせない
  • フライドチキンは炊き込みご飯で旨味を米に移す
  • 衣の出汁を活かして親子丼風にするのも絶品
  • 酸味の効いた南蛮漬けは胃もたれ時の救世主
  • ローストチキンはほぐしてパスタソースに活用
  • 市販ルーでも肉の香ばしさで本格カレーに変身
  • 朝食にはチーズと合わせたホットサンドが最適
  • 残った骨は捨てずに煮出して極上のスープに
  • 自家製スープで作るラーメンは専門店レベル
  • 保存は身をほぐして冷蔵か冷凍で酸化を防ぐ
  • 再加熱時は少量の酒を振って蒸し効果を狙う
  • レンジとトースターの併用で食感を復活させる
  • 食材への感謝を持って最後まで食べきろう
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