
目次
卒業式の親の服装マナーと基本ルール
卒業式の服装選びで最も大切なポイント
卒業式は子どもにとって特別な節目であり、親としてもきちんとした服装で臨みたい場面です。
基本的には「フォーマルで落ち着いた服装」が求められます。派手すぎず、しかし地味すぎない、上品な装いが理想です。
特に母親はセレモニースーツやワンピース+ジャケット、父親はスーツが基本スタイルです。
カジュアルすぎる服装や、派手なデザインは避け、周囲の雰囲気に馴染む服装を心掛けましょう。
また、色選びも重要です。卒業式は「お祝いの場」でありながら、別れの意味もあるため、落ち着いた色合いが一般的です。
黒・ネイビー・グレー・ベージュなどが好まれますが、最近ではパステルカラーのジャケットやスーツを選ぶ人も増えています。
学校によっては、保護者の服装の雰囲気に違いがあるため、事前に先輩ママや先生に確認しておくのもおすすめです。
父親・母親の服装に求められるフォーマル度とは?
卒業式での親の服装は、「セミフォーマル(準礼装)」が一般的です。
- 母親の場合
- セレモニースーツ(パンツ・スカートどちらでもOK)
- ワンピース+ジャケット
- 着物(訪問着・色無地・江戸小紋など)
- 父親の場合
- ビジネススーツ(ブラック・ダークネイビー・ダークグレーが主流)
- ネクタイは落ち着いた色合い(白やシルバーが人気)
ビジネススーツでも構いませんが、できれば礼服に近いきちんとしたスーツが望ましいです。
特に私立校ではフォーマルな服装が求められることが多いため、場にふさわしい装いを意識しましょう。
公立・私立で違う?学校ごとの服装の傾向
卒業式の服装は、公立と私立で少し違いがあります。
学校の種類 | 服装の傾向 |
---|---|
公立小学校・中学校 | 比較的シンプルで落ち着いた服装が主流。ブラック・ネイビー・グレー系のスーツが多い。 |
私立小学校・中学校 | 母親はワンピース+ジャケット、または着物など、上品でフォーマル度の高い服装が多い。 |
高校・大学 | 小学校・中学校より自由度が高く、親の参加自体が少ないことも。ビジネススーツでOK。 |
特に私立小学校・中学校では、母親の服装が華やかな傾向にあります。
公立よりも明るい色やデザインのスーツを選ぶ人が多いですが、あくまでも上品で派手すぎないものがベストです。
主役は子ども!親の服装で気をつけるべき点
卒業式はあくまで子どもが主役です。親が目立ちすぎる服装は避け、落ち着いた雰囲気を心掛けましょう。
- NG例
- 目立つ柄や派手な色(真っ赤・ショッキングピンクなど)
- 派手なアクセサリー(大きなピアスやゴールド系の光沢が強いもの)
- カジュアルすぎる服装(デニム、スニーカー、ブーツなど)
また、子どもと写真を撮る機会も多いため、全身のバランスを意識した服装を選ぶと良いでしょう。
季節や天候による服装の調整方法
卒業式は3月に行われることが多く、寒い日もあります。
そのため、防寒対策をしながらフォーマル感を損なわない服装選びが大切です。
- 寒さ対策のポイント
- コートはシンプルなものを選ぶ(黒・ネイビー・ベージュが無難)
- ヒートテックなどのインナーを着込む
- 足元はタイツやストッキングで冷え対策
- カイロをポケットに忍ばせておく
特に着物を着る場合は、足元の冷えに注意が必要です。
草履では冷えるため、足袋用のインナーを活用すると快適に過ごせます。
母親の卒業式コーディネート完全ガイド
定番のセレモニースーツの選び方
卒業式での母親の服装として最も選ばれるのがセレモニースーツです。
パンツスーツ、スカートスーツどちらでもOKですが、ポイントは「フォーマル感」と「上品さ」です。
- 選び方のポイント
- 色はブラック・ネイビー・グレー・ベージュが主流
- シンプルなデザインで、派手な装飾がないもの
- 体型に合ったサイズ感で、すっきりとしたシルエット
また、卒業式は別れの場でもあるため、入学式よりも落ち着いた色を選ぶのが一般的です。
パール系のアクセサリーをプラスすると、品のあるコーディネートになります。
ワンピースとジャケットの上品な組み合わせ
ワンピース+ジャケットのスタイルも人気です。より女性らしい柔らかな印象を与えるため、格式ある場にぴったりの装いになります。
- おすすめの組み合わせ
- ネイビーのワンピース+黒のジャケット
- ベージュのワンピース+グレーのジャケット
- ブラックワンピース+ツイードジャケット
ワンピースは膝丈~ミモレ丈のものを選び、座った時に裾が乱れないデザインを選びましょう。
ジャケットはシンプルなテーラードタイプやノーカラーデザインが人気です。
色選びのポイント!ブラック・グレー・ネイビーの違い
卒業式の服装で最も重要なのが「色選び」です。
ブラック、グレー、ネイビーの3色が主流ですが、それぞれに特徴があります。
色 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
ブラック | 最もフォーマルで、落ち着いた印象。喪服と間違われないようにデザインや素材に工夫が必要。 | きちんと感を重視したい人 |
ネイビー | 上品で知的な印象。暗すぎず明るすぎず、万能カラー。 | 清潔感を出したい人 |
グレー | 優しく柔らかい雰囲気を演出。トレンド感もあり、おしゃれな印象。 | おしゃれに見せたい人 |
最近ではベージュやパステルカラーのジャケットを取り入れる人もいますが、落ち着いたトーンでまとめることが大切です。
派手になりすぎないように、小物やアクセサリーでバランスを取るのがポイントです。
靴・バッグ・アクセサリーの選び方と注意点
服装だけでなく、小物選びも大切です。卒業式にふさわしい靴・バッグ・アクセサリーを選びましょう。
靴の選び方
- 3~5cmのヒールがあるパンプスがベスト
- カラーはブラック・ネイビー・グレーが無難
- エナメル素材や光沢が強すぎるものは避ける
- ストラップ付きパンプスもフォーマル感がありおすすめ
バッグの選び方
- 小ぶりで上品なデザインのハンドバッグが最適
- 黒・ネイビー・ベージュ・グレーのシンプルなものを選ぶ
- ブランドロゴが大きすぎるものや、派手な装飾は避ける
- サブバッグを持つ場合は布製のシンプルなものが◎
アクセサリーの選び方
- 一粒パールのネックレスやイヤリングが定番
- ゴールドやシルバーは控えめなデザインならOK
- 派手な大ぶりアクセサリーは避ける
- 指輪は結婚指輪のみ、またはシンプルなデザインにする
アクセサリーは、華美になりすぎず、上品にまとめることが大切です。
着物で参列する際のルールとおすすめコーデ
着物で卒業式に参加するのも素敵な選択肢です。
格式があり、上品な印象を与えるため、特に私立校では着物姿の母親も多く見られます。
卒業式に適した着物の種類
着物の種類 | 特徴 |
---|---|
訪問着 | 華やかで格式のある着物。刺繍や柄が入っているものもOK。 |
色無地 | シンプルながら品があり、格式も保てる。 |
江戸小紋 | 細かい柄が特徴の上品な着物。セミフォーマルに最適。 |
着物のコーディネートポイント
- 色は落ち着いたもの(淡いピンク・ブルー・ベージュ・グレーなど)
- 帯は控えめなデザインで、上品なものを選ぶ
- 草履は白やベージュ系が基本
- バッグは小さめの和装用ハンドバッグを使用
卒業式は「別れの場」でもあるため、派手すぎる柄や鮮やかすぎる色は避けるのがマナーです。
父親の卒業式ファッションの正解とは?
スーツの基本マナーと選び方
父親の服装は「フォーマルなスーツ」が基本です。
ビジネススーツでもOKですが、できればフォーマル度の高いものを選びましょう。
スーツの選び方
- 色はブラック・ダークネイビー・ダークグレーが定番
- シングルでもダブルでもOKだが、シングルが一般的
- ジャケットの丈は長すぎず、スマートなシルエットが◎
- ピンストライプなど派手なデザインは避ける
ネクタイやシャツの色はどうする?
ネクタイやシャツの色も、スーツの雰囲気に合わせて選びましょう。
ネクタイの選び方
色 | 印象 |
---|---|
白・シルバー | フォーマルで卒業式に最適 |
ネイビー・グレー | 落ち着いた雰囲気で好印象 |
ブラック | 喪服を連想させるため避ける |
シャツは「白」が基本ですが、薄いブルーやグレーもOKです。
靴やバッグなど小物のポイント
- 靴は黒の革靴(ストレートチップやプレーントゥがベスト)
- ベルトは靴と同じ色(黒)に統一
- バッグは黒またはダークカラーのシンプルなデザイン
カジュアルすぎるものは避け、フォーマル感を大切にしましょう。
卒業式の服装に関するよくある疑問Q&A
「黒以外のスーツでも大丈夫?」
→ OKですが、落ち着いたカラーを選びましょう。
「パンツスーツとスカート、どっちが良い?」
→ どちらでもOK。動きやすさを重視するならパンツスーツがおすすめ。
「親の服装は派手すぎると浮く?」
→ はい。周りと馴染む服装を選ぶことが大切です。
卒業式で好印象を与える服装のコツとNG例
実際に卒業式で浮いてしまった服装例
- 派手なブランドロゴ入りバッグ
- スニーカーやブーツ
- 鮮やかすぎるカラーのスーツ
まとめ
卒業式の親の服装は、「フォーマルで落ち着いた服装」が基本です。
母親はセレモニースーツや着物、父親はダークカラーのスーツを選びましょう。
小物や靴もフォーマルなものを選び、全体のバランスを整えることが大切です。